オカエ・ザ・超雑記帳

徒然趣味主義主張

爽やか

ありのままの感想文書いていくのよ

夜行

イムリーだし~タイトルもそれだし~♪アナと雪之丞の感想文だと思ったの~?残念違うわ~♪ ※誤字気付いたけど面白いので残します。

森見登美彦氏作ホラー小説をついさっき読み終えましたのでまずはそちらの感想文。

7,8年前にノイタミナで四畳半神話体系を見てからというもの、僕は小説を毛ほども読まないなりに、暇な時間を見つけては、森見氏の小説だけはぼちぼち読んだり読んでいなかったりしていた。中でも「ペンギンハイウェイ」、「夜は短し歩けよ乙女」みたいなどこか理屈にまみれながらも明朗さに溢れ、スパッと読み心地の良い作品たちは、ちょうど良い脳みその刺激にもなりマイフェーバリットな小説達となっている。

「夜行」はホラー小説である。僕は本屋で最初に「夜行」を見つけたときには「夜行」がホラー小説だとは知らなかったわけで、森見氏プレゼンツの朗らかこの上ない世界に浸って気持ちよくして貰おう!と思って買ったわけだけど、読後感と言えば猛烈に濃ゆいモヤの中に取り残されたかのようです。

僕の読解力が低くて何か大事なポイントを見落としているのか?結論は森見氏の中にはあるんだろうか?そもそもホラー小説ってのはこんなもんなのか(無知過ぎる故の無垢な疑問)?

最終章はね、最終的な結末は何となしにわかる。大橋がアレでアレだったんですね。各章の終わりはあれで良いんですか?各章あの終わり方でみんな鞍馬に集まって話をする気になるよなあ・・・

整合性が取れてるのを重視する僕にとってあのモヤはキツい、「君の名は」の組紐的なでっち上げのやつでいいからもうちょっとロジカルな解が欲しいなと思いました。銅版画の力?かどうかすら明確に言及されないし。

ヒナまつり 12巻

♪アナ雪の感想文だと思ったの~?前回ブログ書いたちょうど次の日に出た漫画よ~♪かわいそうだから拾うわ~まだまだ引っ張るわ~♪

もし「10巻以上続いてるしアニメ受けしそうなのに何故か未だアニメ化されていない漫画ランキング」がこの世に存在し、更に僕がそれの審査委員長なら間違いなく「ヒナまつり」が1位になるだろう。

内容をざっくり説明すると、エスパー少女のヒナ(最新巻では女子高生)が若手ヤクザの新田(最新巻では組の若頭)の家に居候して色々コメる漫画である。

大学時に何となしにジャケ買いした「ヒナまつり」も気付けば12巻、基本は一話完結であるが、ゆるーい時間の進行に沿って話が進行していくあたりは「ラブやん」的とも言えるし、内容も加味すれば時間軸が真面目な「それ町」みたいな漫画だ。

最新巻では新田を操る形でサイコキネシスを使う回が多く、クソほど笑えた。新田の妹は出てきただけで面白いし。組同士の抗争の末、身動き取れないほどの重症を負った新田をヒナがゲームで学んだ広島ヤクザ風に動かす話とかくそ笑えるし、新刊が出るたびにこの作者の引き出しには感心させられる。2巻で既に展開に閉塞感が出てた「坂本ですが?」には爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。

アナと雪の女王

♪雪だるま~作ろ~♪

真打登場である。先に断っておくと「2017/3/4にフジテレビで放送されたアナと雪の女王」を観た感想文である。

結末はこんな感じでした。

なんか雪が溶けた、お前にはソリを!お前には鉄拳だ!!Good End!!!

そしてエンディングが始まると「みんなも一緒に歌おう!」的なクッソ押し付けがましいテロップが表示される。そしてかの有名なレリゴーの歌詞が表示されながら画面一杯に表示される青いドレスを着た知らんクソガキ達。いやクソかどうかは会ったことないので断定はまずいな、音程の取れないガキ達。あと濱口。ついでに言えばその映像達の編集もちょっと動画編集が得意な素人の作ったお祝いムービーみたいなやつ。あれサムシングエルスにも程があるでしょ。(寒いをサムシングエルスと言い換えることがサムシングエルスです。) 

本編はアナが正直しんどい奴の癖に勧善懲悪してくってのでちょっと微妙かなってのはあるけど、心地よいミュージカルと綺麗な3Dで相当加点が入って名作やなあ、とか思ってましたけど、ちょっとフジテレビジョンやっぱもうアカンと思うわ。

フジテレビディスもほどほどに本編の話をしますかね。

アナと雪の女王本編のおおすじと{感想}

幼少時代を共に過ごせず姉妹愛を中々育めなかったアナさんとエルザさん、でもお互いを思う気持ちは本物です。アナさんは城の中で過ごすうち、姉に構ってもらえない反動で尻軽糞女になっていました。

エルザさんがそういう年になったので女王の戴冠日です、そんな日にイケメンのハンス君と運命的出会いを果たしたアナさんはハンス君と出会ったその日の内に婚約するとか言い始めエルザさんは真面目な道徳観から辞めとけと言った事で色々あって城は凍りつくわエルザは家出します。

{あのさあ・・・この時点でアナが尻軽糞女過ぎてなんの感情移入もできない、と言うか男の敵だろアイツ。エルザも軽率に家出しすぎではあるが、物語の進行もあるしそこは仕方ない。}

アナさんは言い過ぎた気もするし、街の氷状態を解除したいのもありエルザさんに謝りに行きます。ハンス君は内政をする為城に残ります。謝りに行く道中、クリストフ君を手駒として手に入れます。あと雪だるま。クリストフ君の博愛精神によりエルザ城へ辿りつきますがエルザさんの不用意な一撃でアナさんが死の宣告を貰います。

{出会って5秒の男に国任せるとかお前どこのAVのオマージュしとんねんと。そしてこの時点のクリストフ君はもうホントにアッシー君的なぞんざいな使い方されててだね、マジでアナとかいう女は男の敵だろう・・・}

アナさんの死の宣告をどうにかしたくなった一行は愛のキッスで治るよと恋愛工学の権威達に教えられました。とりあえず愛を誓った(笑)ハンス君のキッスやな?という結論に至り、ハンスの居る街へ引き返すことにします。色々あってクリストフ君はアナさんをハンス君の下へ届ける事に成功しました。愛のキッスと見せかけハンス君は王位の為にお前に近づき婚約を迫ったのだと言い、本格的に王位をゲットする為アナを衰弱させていきます。ああ助けてクリストフ・・・

{色々あったところではクリストフの良さが発揮されますし全然アナに言い寄っていかない。君は硬派を気取る我々の代表だ。そして出会って5秒で内政を任されたハンスはサラっと本性をさらけ出します。女性の皆さん、手の早い男達は皆こうですよ。騙されないでくださいね!というか女性も女性で口ではあーだこーだ言って結局こういう精子をばらまいていける男が好きなんだよ、マジで糞だなこの世。そしてハンスに三行半を告げられたアナは速攻クリストフを欲していきます。いやいや、クリストフも出会って数日とかそんなもんだしさっきまでアッシー君的扱い方だったろ?まあ雪山での吊り橋効果はかなりあるだろうしこっちはまあ認めてやらん事もないか。ただこのアナの変わり身よ・・・}

城での異変を察知したクリストフ君はアナさんの事が心配になって城の方へ戻ります。クリストフ君を欲するアナさん一行はこっちに向かってくるクリストフ君を観るに嬉しくなって外へ駆け出します。一方そのころエルザさんも色々あって王位を欲するハンス君に殺されかけています。奇遇な事にアナさんのすぐ近くにいました。クリストフ君がアナさんを視認して駆け寄って愛のキッスかー?と言うところですぐそこで殺されかけのエルザさんを庇う事を優先したアナさんはそっちの方へ行ったとこで凍って死にます。エルザさんは凍って死んだアナさんを抱きしめると愛の力でアナさんの死の宣告と街の氷は溶けていくのでした。

{まあすげえ都合よく居合わせたなあって思ったけど物語だし別に気にならなかったっすね。ただクリストフ勢の我々としてはあそこはエルザとの姉妹愛ではなくクリストフの熱いキッスで氷を溶かしてほしかった・・・まあでもないな、というか溶けたら溶けたで文句だな、クリスも出会って所詮数日だからな、長年育んだ姉妹愛でしか溶かせないわ。姉妹愛は良いですよね、姉妹愛良いですね。}

ハンス君は痛い目に遭い、クリストフ君はソリとアナさんを手に入れました。エルザさんはこれまで暴走するだけだった魔導の力を愛で制御できるようになり街にとって良い氷の使い方ができるようになりました。Good End!!

{ハンスは殴る安定、でもね言わせていただきたい。イケメンにキャーキャー言ってワンナイトラブ♡とか言ってる女共、お前らも今お前を抱いているそのクラブかなんかで今日知り合って抱いてきた男を今すぐ殴れ。王子じゃないってだけで本性はハンスと一緒だから。いやお前らには殴る資格なんてない。それを承知で騙されてるんだからな。だからアナもハンスを殴る資格なんてどこにもないんだ。アナは僕から見たら極悪な女だ。周囲を振り回した挙句何食わぬ顔で幸せになっていやがる。いやでもなあ可愛いよなあ・・・天真爛漫でいいなあ・・・ああ糞女に振り回されてえ・・・それにしてもアナのハンス殴った後の引き手メッチャ早かったなあ。だめだ僕は何を書いているんだ。建設的な話をしよう。愛による可逆性により制御方法を手に入れたエルザの氷魔法はこれからあの街にどんな発展をもたらすだろうか?楽しみである。エルザは苦悩と戦ってきた強い女性だ、クリストフとエルザが結婚したらきっと幸せな家庭が築けるんじゃないかな。}

まとめると映画は楽しかったです。もっかい観たいレベル。