フリースタイル魚の捌き方
お晩です。
今回の書き物ですが前回の予告通り魚の捌き方についてです。
切身魚の蔓延る現代において、丸の魚を捌くことの出来る人間てのは本当に少なくなってるんじゃないかな?なんて思ってます。
海洋国家日本に生まれし我々を日本人たらしめる魚食の文化、このままでは減衰の一途を辿っていってしまうのは、容易に想像がつきますね・・・とかいう説教話をしたいわけではない。
そこで、ちょっと値札だけサッと見て切身だと思って尾頭付の魚を買ってしまってこのブログにたどり着いたそこのちょっとドジなあなた、きっと「タイ 三枚卸し」とかでググってこのブログを発見したことでしょう。貴方は幸運者です。なぜならここで魚の捌き方を楽しく完璧にマスターして、安上がりで美味しい魚料理をこれからの食卓にお出しする事が出来るのですから・・・
REC0 フリースタイル魚の捌き方
というわけでこっからはタイトルよろしく最近流行りの奴でビートに乗りながら三(二)枚卸しの方法を解説する奴でやって行こうと思います。
丁寧語で。で締めくくってるのが解説、それ以外はフリースタイルなのでよく見てくださいね。
ではBring the beat!
Promoe - Off The Record [INSTRUMENTAL] - YouTube
適当にフリースタイルカマす、でもカマスじゃないかな今日のお魚
今回ぶち負かす捌くのは、カマスじゃねえよなそうだな?イシダイだよな?
煮たり焼いたり、二枚三枚に卸す一世一代の大勝負
生類憐れむいずれ神に裁かれるでも俺のスキルには関係なく
生来知らぬ存ぜぬでやってく俺の包丁テク
まずは半身、骨から剥がし、香る脂身
サムライミ、みたいな感じにプロデュースしていく魚体
脳天から胸鰭の付け根に袈裟懸けてkill
背骨はまだ切らず半身に切れ目をつけるそしてキレイめな瞳を見る
鰓の手前がえれえ硬えから気持ち浅めに切れ込み入れる
尾の手前にも切れ目を付けておきます。(特にラップっぽい言葉が思いつかない)
刃(やいば)を入れるは背中側、俺の歌声 like a 瀬川
切っ先を中骨に当てて身を剥ぐよう、背骨に切っ先が当たる位まで慎重かつ大胆に行きます。
あんまり刃を往復させると身がグズグズになるので要注意です。
腹側も背側と同じ、そう言うなれば同胞(はらから)
予め切れ目入れてた尾側の身、まるで辱め受ける乙女、堀越のり
腹も背も背骨の寸前まで身を剥がしてるので、ちょっと繋がった身を尾側からサクサク剥がしていきます。
腹の骨、こいつは硬え、でも包丁研いでれば問題ねえ
包丁の真ん中辺りを当てて押すように切ります。
完成だクルセイダー二枚卸し、必殺技は神砂嵐
三枚卸しを教えてくれだ?反対側も同じことをやれや
フリースタイル魚の捌き方 終
REC-EX 皮引き
半身は刺身、ハンプティダンプティみたいに脂がのってんぞ
イシダイは皮が超絶硬いので生じゃ食えません、皮を引く為にまずは背骨のラインで縦に切ります。表面にRがあるので直線的な包丁ではうまく剥けない為です。
皮引いてる写真は取れませんでしたが、こんな感じで引けました。包丁とまな板の間を皮分+α浮かせて左右に動かしてるといい感じで剥けます。その剥きっぷりはYOまるで仮性包茎!
ちょっと身が残ってるけど個人的にはかなり上手く行った方ですね。
あとがき
今回は佐渡ヶ島で獲れたお土産のイシダイを捌いてみましたが、これイシダイ以外、というかそこらの中・大型魚を2枚3枚に卸すのは大体一緒のやり方で行けると思います。皮硬いとか骨硬いは個体差ありますが所詮みんなスズキの仲間なんで、大体何とかなります。
やっぱラップ今流行ってるし内容良い感じにまとまったかな?ちなみにフリースタイルの部分は全くバトルビートに乗れてませんのであしからず。