オカエ・ザ・超雑記帳

徒然趣味主義主張

爽やか

ポケ廃百匹一首のゲームデザイン考

ポケモーニング。

前書き

百人一首とのふれあい

先日知人氏が参加する百人一首大会を見学しに行ってきました。JS,JC,JKがバチバチに超反射ハイスピードバトルを繰り広げるさまは圧巻でしたし、その知人氏も一回戦を勝ってたのでなかなか見応えのある見学となりました。

色々見たり聞いたりする中で百人一首が持つ競技性の高さとか高尚さというか、んまあとにかく古来から積み重ねてきたゲームシステムとかセオリーなんかは非常に洗練され合理的であり他の対人競技と比較しても非常に優れてる面があるなあと、そう感じました。

とにかく百人一首は奥の深そうな面白そうなゲームです。最近は素潜りなりシャドバなりちょっと面白そうだなと思ったらとりあえずやってみてるチャレンジ精神旺盛なわたくしでございますのでちょっとやってみようかなと思った次第であります。

参入障壁の高さ

百人一首、勝負できるようになるまでには最低でも百首の上の句と下の句の関連を覚える必要があります。もっと詳しい話をすると下の句と対応する決まり字の関連なんですが・・・まあそこら辺興味のある方は一回見学しただけの僕なんかよりカルタ者様の方々が詳しいので他のサイトで勉強してください。

とにかく、万葉集?それ三葉虫とどっちが歴史古いの?古文?僕21世紀レペゼン現代人なんでね。というレベルで古典文学に興味のない私には百首を記憶する行為は超苦行です。というか苦行が透けてて結局覚えようともしてません。

きっとうら若き小僧だった時代なら余裕だったかもしれませんが、最早おっさんの手前、残される時間も限られている事を悟り始めた僕にとって、なかなかにヘビーな訓練を課す百人一首を始めるってのは、勇気の要る事であきらめざるを得ませんでした。

天啓

見学させてもらった大会の終了後、浦安で適当に知人氏達と飲んでいたのですが、その時に盛り上がった内容が今回のブログを書くきっかけとなりました。

あんまはっきり覚えてないんですが、百人一首やってみたいが~百首覚えるのが~今の内JSに唾つけれれば~ていう上述したような件をくだくだ話していた所

「オカエ氏、700匹居るポケモンの名前と形覚えてるし、レート頻出のポケモンならタイプと種族値覚えてるんだから、百人一首も同じようなもんでしょ」

みたいな話を振られ、 ああそうか、ポケモンの色、形、名称、属性値を覚えるのは上の句下の句と同じで1:1のデータをあてていく事だから一緒か・・・いや待てよ?上の句と下の句が覚えられない事が百人一首を始める障壁になってるなら我々が古来より記憶してる内容(ポケモン情報)を上の句下の句にしてしまえば障壁を超えて百人一首できね?しかもあの競技性の高さに足してポケモンというキャッチーさは鬼に金棒ちゃうか?

そう、小倉が過去の人になった瞬間である。(ただし小倉百人一首の小倉は苗字じゃなくて場所)

なんか面白そうなのでどういったゲームにするか考えてみることにしました。

概要を詰める

概要詰めるも何も、既存のゲームの組み合わせな訳でプロダクトする部分ほとんどなかったです。

ゲームの名称

ポケ廃百匹一首

買ってくれそうなターゲット層

ポケモンバトルに精通しており、かつ百人一首をやってみたいが百首覚えるところで挫折してしまった10-50代の男女

レート人口は多分10万人位いて、そのうちの百人に一人が興味を示してくれれば1000人・・・

ポケ廃向けっていう話題性により購買数爆増も有りうるのでビジネスチャンスとしては無くはなさそう。

ゲームルール

百人一首と基本的に同じとする、ただし読み手への要求事項は異なり、かるた風の風流な感じではなくアニメのオーキド風に詠む。

特殊ルールは出来るだけ作らない方向にしたい、が・・・

でもせっかくポケモンを題材にしてるので取った時に効果が発動する特殊な札(メガ進化札を取ったら追加で相手に一枚渡せるとか、ギルガルドを取ったら次のターン相手は札を取る手を逆にしなきゃいけないとか、キノガッサを取ったら次のターン相手はうつ伏せスタートとか、ガルーラ取ったら両手使えるとか)とかそういう体を使ったルール破壊要素があったら面白いかもしれん。

首数を考える(百匹への過程)

現在(2016/9/12)のポケモンの種類数は721種居る。そのため最初の内は七百二十一匹一首も考察していたが、以下の理由から百匹一首が妥当であると判断した。

・721匹分の種族値はさすがに知らない。

 僕の想像を遥かに凌駕する廃人の方はどうか知りませんが、基本的にレートに出ないような進化前、どマイナーポケモン種族値を把握している人はあんま居ないと思われるので百匹のレート頻出ポケモンで札を作るのがちょうど良さそうです。

百人一首のルールが百札前提で考えられている。

 詳しいルールは省きますが七百二十一首もあると百人一首のルールが破たんしオリジナルルールを設ける必要がありゲームルールの前提に反するのは厳しい。

上の句を考える

上の句はひとまず以下の内容と順番の構成がポケ廃向けになりそうです。

素早さ種族値

タイプ1

タイプ2

ほにゃららポケモン(ネズミポケモンとかのあれ)

ポケモンの名前

"皆もポケモン、ゲットじゃぞ"

何故素早さ種族値が最初に呼ばれるんやか?という点、ポケモンバトルにおいて素早さは非常に重要な要素であるため、他の種族値に比べ皆が覚えてる率が高いし、ポケ廃百人一首からポケモンバトルに参入する人にとっても素早さ種族値って重要なんだなあと言う刷り込みができる。

上にも書いたけど百人一首の上の句には決まり字っていう何文字まで読んだら下の句が確定する。っていう理論があるんだけど、それをポケ廃百匹一首でも似たような形で再現したかったのもあり、かぶりのあったりなかったりするS種族値を読まれる先頭に持ってきた。

たとえば70とかならニョロトノメタグロスキリキザン等結構いるのでタイプまで聴かないと札を取りに行けないが、S61ならバンギラスしかいないので読み手がオーキド風に「ロクジュウイ・・・」と読んだ瞬間にバンギ札を取れる。

下の句

下の句は見た目で判別出来ればいいのでポケモンの絵が描いてあれば十分でしょう。

百匹を選ぶ

ガブガルゲンアローニンフカイリュークレセボルトランドドランスイクンライコウエンテイエルフテラキルカリオマニュハッサムクロバトノグドラルンパサザンガルドギャラロトムバシャナットサンダーサルサマリルリラグキザンマンダバンギドリュブルンノオーシャンドサイジバコゴチルランクルスカポトドンクチヤミラミキッスリザバナゲッコウガガッサグロスドーブル・・・

上ので大体50匹位、100匹列挙はきついか?まじめにやるなら上の句と一緒にエクセルでデータ化すべき

 

とりあえずここまで決まればゲームとして体を為すかな?ルールと上の句はテストプレイでより良い物に出来そう。

後書き

たぶん完成したら一部に大受けすると思うんだけど、いかんせん企画力が足りない。行けると思った誰か氏ー全権委譲するんでコミケに出品しましょう。